食生活について

日本の伝統食でバランスの取れた食事を

日本の伝統食でバランスの取れた食事を

"飽食"といわれて久しい日本の食卓。そんななかで、過食や偏食による「栄養のアンバランス」、加工食品や外食などの便利さがもたらした弊害といえる「生活習慣病」の増加が取り沙汰されています。 そもそも、食べものは気候や風土がつくります。人間の体は何万年もかけて、その土地土地の気候や風土に順応し、肉を食べる種族は肉食向きの体へ、野菜を食べる種族はそれに見合った体へと徐々に変化してきました。
肉類や油脂類の摂り過ぎなど、偏った現代の日本人の食事を見直し、お手本にしようといわれているのが「伝統食」や「素食」です。「伝統食」「素食」と聞くと、肉類や油脂類をまったく食べないとイメージしがちですが、そういうわけではありません。適度に肉類や油脂類を取り入れた「日本型食生活」。昭和40年代頃の食事バランスが目安です。
特徴としては、ごはんを主食として、味噌汁、漬物、季節の野菜、魚介類、大豆製品、海藻類、芋、きのこ類など幅広い食材を食べ合わせを考えたメニュー。つまり、米・パン・めん類などの「主食」に、肉・魚介・卵・豆製品などタンパク質源の「主菜」を1品、季節の野菜・きのこ類・海藻類などを中心とした「副菜」を2品、味噌汁やスープなどの「汁物」を組み合わせた「一汁三菜」の献立がバランスのとれた食事となります。

最近の欧米化した食生活では、全体的にエネルギー量が過剰になっている一方で、野菜、果物、海藻、小魚といった食材を食べる量が減り、ビタミンやミネラルが不足しています。食事全体のエネルギー量は抑えつつ、さまざまな栄養素をバランスよく食べましょう。ここで気をつけたいのは塩分の摂り過ぎです。酢や香辛料などをうまく活用し、味つけはできるだけ薄味を心がけましょう。