食生活について

「5113食」を基本に、冬野菜たっぷりのメニューを

私たち日本人には、ご飯を中心にたっぷりの旬の野菜、少々の魚や肉という食事が体に合うと言われています。具体的にはどのような食べ方なのでしょう?私は福岡市で食と健康について研究していらっしゃる安藤孫衛先生が指導されている穀類:5、大豆:1、肉・魚:1、野菜・海藻・発酵食品:3の割合で食べる「5113食」を目安にしています。

たとえば
健康レシピの円グラフ

  • 雑穀入りのご飯・・・(5)
  • 納豆・・・(1)
  • しらす干し・・・(1)
  • 野菜や海藻の入った味噌汁、旬野菜中心の煮物・・・(3)

といったメニューです。ビタミン、食物繊維不足を少しでも解消するためには、雑穀や分つき米(二~五分つき)、胚芽米を入れるのもおすすめです。

私はこの「5113食」の食べ方を基本に、よく噛んで腹八分の食事を心がけています。そのようなことを言うと「これは食べてはいけない」などという制限がありそうだと思われるかもしれませんが、神経質に考える必要はありません。むしろ食事は楽しむものです。平日は「5113食」、週末は好きなものを食べるなど、できることから始めて、長く続けることが大切です。

寒くて家にこもりやすい冬は、運動不足になりがちです。さらに、体が冷えると代謝も落ち、脂肪をため込みやすくなります。鍋や煮物など、寒い季節の料理に欠かせない冬野菜は、体を芯から温め、冷え症予防や整腸作用も期待できます。ぜひ、毎日の食事に積極的に取り入れて、冬を元気に過ごしましょう。

[監修]安部利恵

栄養士。心と体の調和をはかる食&フィットネス「からだDESIGN」を主宰し、「食育旬菜料理教室」をはじめとする料理・食育教室を開催。スローフード、食育、からだと地球に優しい食など〈食、農、健康を結ぶ!〉をテーマに活動中。食育推進ネットワーク福岡派遣講師。自然食の会、子どもの健康を考える会会員

[監修]安部 一紀

1941年福岡県生まれ。61年九州大学農学部卒業。農学博士。69年福岡女学院短期大学家政科講師、71年同大学助教授就任。同年8月から74年3月まで米・コーネル大学医学部筋肉病研究所へ留学。同年4月より、西南女学院短期大学食物栄養科助教授。76年4月より同大学教授に就任。79年に米・コネチカット大学医学部、81年に米・農務省ベルツビル研究所での留学を経験。95年4月より西南女学院大学保健福祉学部栄養学科教授、現在に至る。NGOネパール歯科医療協力会会長。