大学教授に聞く

健康美人を目指して 毎日2品の大豆食品を

2000年にスタートした「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」では、成人の1日の豆・豆製品摂取目安量を100gと定めています。しかし、最近の調査結果では国民全体の摂取平均が55.3gで、大幅に下回っており、一部では日本人の大豆離れを懸念する声も聞かれているようです。

しかし、いくら大豆が体に良い成分を多く含んだ食品だからと言って、同じ食品を大量に摂り続ければ良いというわけではありません。「いつも納豆ばかり」といった偏食や、「豆乳を飲んで、豆腐を食べて、納豆を食べて…」と大豆製品ばかりを重ねて大量に摂取するような極端な食べ方は避け、さまざまな食材と組み合わせてバランス良く摂るようにしましょう。

おすすめの食べ方としては、大豆はビタミンAやビタミンCが少ないので、野菜類と一緒に食べると栄養のバランスが良くなります。たとえば、生野菜と一緒にサラダにしたり、茹でた大豆やミックスビーンズをトマト缶と一緒に煮込んだりしても手軽に栄養バランスがとれます。

とはいえ、「毎日必ず大豆100gを食べなければ!」と固執して考えていては、せっかくの食事も楽しむことができません。まずは、豆腐、納豆、おから、味噌、豆乳など、大豆よりも吸収率の良い大豆加工食品を使った料理から2品ほどを選んで、毎日気軽に摂ることから始めると良いでしょう。

浅尾貴子(あさおたかこ)先生

女子栄養大学助教。フードコンサルタント。早稲田大学エクステンションセンター講師。管理栄養士として、企業と商品開発を行い、美容・健康・ダイエットの専門家として雑誌、TV等さまざまなメディアで活躍。主な著書に「女子栄養大学あさおたかこ先生の一生太らない朝ごはん」(マキノ出版)、「うるツヤ感を生む、新しい食べ方 美人になる栄養学」(メディアファクトリー)などがある。